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香港の癌患者さん その2

2012/12/29 1:45 に Mitsuko Mikami が投稿   [ 2012/12/30 4:44 に更新しました ]
この文章は、美上みつ子が滞在中の患者宅の長女(カレン)が書いた手記で、脳腫瘍の母を持つ娘が母親の経過とその間の自分の変化、などその思いを綴ったものです。


カレン・ラム

著者:カレン・ラム

ニューヨーク生まれ、ニュージャージー、香港育ち。
ウェスタンオンタリオ大学(カナダ)卒。政治学およびスペイン語・スペイン文学専攻。
香港のベネズエラ総領事館、インター ナショナル・ライフスタイル・マガジン、モノクルに勤務した経験をもつ。
2013年にはマクロビオティックの学びを深めることを計画している。

Japanese

 癌を「人生における祝福」として捉えることは、とても稀なことかもしれません。愛する人が癌であると宣告された場合にはとりわけ難しいでしょう。たいていの場合、恐れたり、否定したり、信じようとしなかったり、怒ったり、悲しんだり、逆らってみたりという反応をします。2010年8月、母に脳腫瘍が発見されたときの私もそうでした。母の癌は、脳の中枢となる場所に位置する脳幹グリオーマでした。ありがたいことに、癌の発見から2年以上たった今でも母は私たちと共にあり、様態は安定しています。通常、この症例の患者であれば、すでに亡くなってしまっていてもおかしくありません。母の癌の宣告から今に至るまで私が経験したこと、それがどういうものだったかと聞かれれば、私の人生の中で最も困難な時期であったと同時に素晴らしい経験の時期でもあったと言わざるを得ないでしょう。振り返ってみると、私の人生をよりよい方向へと導いてくれたこの経験には感謝してもしきれないほどです。この経験は、「目覚め」をもたらしたのです。この経験には目的と意図があり、癌は、私たちの家族が変化し、良い方向に進んでいくためのきっかけとなったのです。この道のりの中で、数多くの人生の学びを得ることができました。それはほかの方法では決して学び得なかったものです。母だけでなく家族全体がどれほど変化を必要としていたのかが、癌という厳しい事実やそこからもたらされることに表れていたのだと思います。癌は、家族の中に潜む問題を表面に浮上させるという、非常に奥深い作用があることを知りました。問題を抱えたままでいることが食生活やライフスタイルの乱れにつながり、それが積み重なっていずれは癌を引き起こすのです。

 この道のりの中で最も貴重な出会いのひとつがマクロビオティックとの出会いでした。マクロビオティックは母の命だけでなく、私の命をも救ってくれました。マクロビオティックとの出会いがなければ、いずれは私も、母や祖母が辿ったのと同じような厳しい運命を歩んでいたと実感しています。母の癌が発覚する数ヶ月前、祖母も脳卒中を起こして、脳に障害をきたしました。遺伝や身体的な特徴が世代を超えて受け継がれていくように、エネルギーや振る舞いなどのパターンも同じように受け継がれるものであることがわかりました。まともな食事をしない、否定的に考える、鬱になったり、怒ったり、孤立したりする、家にいて座ってばかりの生活を続ける等は、私が行ってきた悪い習慣ですが、これらは母も祖母も同じようにしてきたことなのです。母の病気を目の当たりにし、それをもたらした彼女の生活について考えるにつれて、それは無意識と不健康なライフスタイルの結果なのだということがわかりました。癌になる前の母には、外からでは見ただけでは分からない鬱憤が溜まっていました。彼女の頭の中が実際にどうなっていたのかは知る由もありませんが、それは彼女の行動となって現れていました。感情的になり、不健康な食事をし、たくさんタバコを吸い、家では怒ってばかり、趣味や情熱の対象を持たず、ショッピングに出かけてはたくさんの洋服、靴、バッグや化粧品、サプリメントなどを買い込み、抱え込むのでした。

 2010年半ば、北米への家族旅行から戻って間もなく、母は頭に圧迫感を覚え、耳鳴りが始まりました。父は、香港で最高の私立病院に母を連れて行きました。そこで医者は大量のステロイドを注射しました。MRIの結果には、脳幹に4センチ以上の病変が写っていました。医者たちはどうしたらよいのかわかりませんでした。神経や腫瘍を専門とする医者10人以上に診てもらいましたが、これを腫瘍だと診断できる医者はいませんでした。少なくとも香港では、このようなケースを知る医者は一人もいなかったのです。途方に暮れた医者たちは、全く効果のないステロイドをさらに投与し、不必要な血漿交換を施したのでした。母の状態は数週間で悪化していきました。頭の圧迫はひどくなり、耳鳴りはいっそう耐えられないものとなり、顔の右側と右目は動かなくなり、バランスを保ったり、歩いたりするのも困難になりました。私たちは必死になって、母を鍼灸師の元へ連れて行きましたが、その効果は一時的なものにすぎませんでした。当時、母に何が起きているのかが分からず、無力感を覚えた私はインターネットで調べました。癌についてのトピックを読み漁り、母の症状から考えると、脳幹グリオーマという病気だと思いました。それから、私はアメリカの医者に意見を求めました。北米では症例のある脳幹グリオーマの典型であると、数名の医者に確認できました。ところが、治療の選択肢としては、皆さんご存知のように、化学療法や放射線療法あるいは摘出手術しかありませんでした。家族の堂々巡りの議論や説得という劇的なやりとりの末、父が、ロサンゼルスにある最高の病院の治療を母に受けさせるという決断を下しました。

 2010年12月半ば、父と母、妹と私は、香港を立ち、ロサンゼルスに向かいました。そこで母は6週間にわたり放射線療法と化学療法(経口および静脈ラインからの投与)を受けました。ところが2011年初めに放射線療法が完了してから2011年半ばにかけて、ロサンゼルスで数ヶ月が経過した頃、2週間に一度の静脈ラインから投与される化学療法によって、母は本当に苦しんでいました。母の内臓や免疫系は、その機能を少しずつ失っていき、非常に早いスピードで劣化していきました。ちょうどその時、母の看病のために定期的にロサンゼルスを訪れていたバンクーバー在住の叔母のポリーが、私たちにマクロビオティックを試すように強く勧めてきたのでした。そこから、尊敬すべきマクロビオティック・カウンセラーのすばらしい女性ミナ・ドビック(ご自身もマクロビオティックでステージ4の癌を克服された経験を持っています)や、多数のハリウッドセレブの料理を手がける有名なマクロビオティック・シェフのナディーン・バーナーとの出会いがもたらされたのでした。家族で香港に戻り、ナディーンに料理を手伝ってもらおうと父は決めました。2011年6月の終わり、母は香港へ戻り、そして100%マクロビオティックの食事が始まりました。母を励ましたい一心で、私もまたマクロビオティックの食事をすることに決め、そこから私の変化も始まりました。最初の数ヶ月は、肉体と精神の両面での排毒が行われ、興味深いと同時に苦痛でもあり、また学びもたくさんありました。2011年11月、ナディーンはロサンゼルスに帰り、日本から新しいシェフに美上みつ子を迎えました。ミツコはとても素敵な人で、私たちの家や食事に穏やかなエネルギーをもたらしました。彼女もまた非常に経験豊かなマクロビオティックのシェフで、かつては久司道夫氏と夫人の下で料理をしていたこともありました。2012年3月、母は再びMRIを受けましたが、医者から腫瘍が半分以上なくなっていると聞いて私たちは大喜びしました!今では母の様態は安定しており、理学療法や定期的な運動、スピーチセラピーなどを行い、ゆっくりと身体を作り直そうとしています。私は、母に放射線療法や化学療法を受けさせてしまったことを後悔しています。そのときマクロビオティックのことを知っていたなら、破壊的な治療によって母を苦しませるようなことは絶対にさせなかったのにと思います。そういう治療は癌それ自体にはほとんど何の効果もないのに、母の身体に大きなダメージをもたらしただけでした。

 マクロビオティックは、母を治療するだけでなく、母の周りの人たちが健康を取り戻すのにも重要な役割を果たしました。母の例を目の当たりにした親族もまた自分たちの生活を振り返るようになりました。私たちがすでに知識として知ってはいるけれど、つい見過ごしてしまいがちなことも再認識させてくれました。私たちの健康、私たちを育む食べもの、自然と調和して生きることや生きる喜び、何の見返りも求めずに私たちにありとあらゆるものを与え続けてくれる地球について。マクロビオティックの哲学を深く学ぶにつれ、食事療法はもっと大きな概念の一部にすぎないことが分かってきました。マクロビオティックは、私たちの精神性や人間としての進化に重要な役割を果たすものであること。マクロビオティックのライフスタイルを送ることで、その副産物として、健康や美や痩身や若さの維持が得られますが、多くの人にとってはそれ自体が目的となってしまっています。そして、より深く、精神的な動機付けがないと、マクロビオティックのライフスタイルを維持するのは難しいことが分かりました。生活の中で行うことには、偉大なことに到達するための、より深い、重要な意図をもつべきであるということ。マクロビオティックをただの食事療法として捉え、人々はその影響力を過小評価しがちですが、実はそれはもっと深いもので、私には完全に新しいものの見方をもたらしてくれました。自分では思いもよりませんでしたが、この私が環境保護主義者や人道主義者になったのです。まず私は、マクロビオティックの食事をすることで、より健康的で、地に足がついて、「今」に生きることができるようになりました。動物性食品を調理しないので、うちの台所は非常に清潔で、食器洗いもとても簡単です。簡素な食事をすることで、デオドラントや洗顔、化粧水、シャンプーやローションといった化粧品類もいらなくなりましたが、私の肌つやはこれまでよりもずっとよくなりました。その他、ここでは上げきれないほどの良いことがたくさんあります。私たちが使う多くの薬や化粧品類というものは、食生活によって生じた問題を治療するためのものであると、今では思っています。香港ではマクロビオティックはほとんど知られていませんが、不健康で不幸せな人々が多くいるここでこそ、必要とされているものです。香港の人々が食事のもつ力を認識してくれることを願っています。香港女性の例を挙げてみましょう。肉や砂糖をたくさん摂取するため、髪の毛は薄く、硬い表情の顔にはひげがあり、肌には湿疹やにきびがあり、お腹が出ていて、いつもとてもイライラしていて、攻撃的な性格です。香港の女性が、食べているものが公害や地球温暖化につながっていることを認識してくれたなら!体臭、にきび、脂肪、しわ、薄毛、目の周りのくすみを解消するための有害な製品に対してお金を使っている原因は、実は彼女たちの食べているものにあるということを知っていたなら!自分たちの食べているものが香港で非常に多い喉頭癌、肺癌、肝臓癌、大腸癌の原因となっていることを知っていたなら!

 癌には祝福が埋め込まれていることを私の母が認識するのは、まだ先のことであるように思えます。しかし、ここ香港で、マクロビオティックで癌を治療しているのは、私たちだけであると自信を持って言うことができます。そして、私の母が香港に初めてマクロビオティックをもたらした極めて重要な人なのではないかと感じています。私たちのシェフのナディーンやミツコは、香港で初めてマクロビオティックについてのレクチャーを行いました。私たちの家族も自分たちのライフスタイルをよい方向に変えただけでなく、マクロビオティックを提唱するようになりました。今年、私の親戚でクシ学院に勉強に行った者もいましたし、私自身も来年にはポルトガルで行われる2週間のセミナーに参加するつもりでいます。多くの人々が癌に対して否定的な認識をもち、その存在そのものが悪であり、戦うべき対象であると考えます。しかし私は、癌には、私たちに伝えるべきメッセージがあるのだと思います。癌とは友達になり、どうしてそれが私たちの人生に現れたのかを知らなければならないと考えます。多くの場合、癌は「あなたが変わる必要があることを伝えるために、私はここにいるのです」と言おうとしているはずです。個人的には母の癌は、彼女が知りえないような高次元からのメッセージであると思っています。彼女の癌は彼女に変化を促しただけでなく、彼女の話を聞いた多くの人々、そしてマクロビオティックについてこれから学ぶであろう香港の人々をも変えていくのだと思うのです。



English

 Very rarely we see cancer in our lives as a blessing. Especially, when a loved one is diagnosed. Many people would usually react in fear, denial, disbelief, anger, sadness and resistance. I was one of those people when we discovered that my mother had brain cancer in August 2010. It was a brainstem glioma, located at the base of the brain. Thankfully, after more than two years I am happy to say that my mother is stable and still with us today. Usually, patients in these types of cases would have already perished. When asked about my experience from the time of my mother’s diagnosis till now, I must say that it has been the most difficult time of my life and also the best. In hindsight, I am extremely grateful for this experience, which has changed my life for the better. It was an awakening. This experience had a purpose and an intention, and was definitely a major catalyst for change and evolvement within our family. During this journey, I was very privileged to have learnt many life lessons that I could not have learnt any other way. It think the severity of the cancer, its influence, was in direct proportion to how much, not only my mother, but also our family needed to change. Cancer has an interesting way of bringing all underlying problems, within a family, to the surface. Unresolved problems which has lead to the bad eating and bad lifestyle that triggered the cancer.

 The most invaluable part of this journey was being introduced to macrobiotics, which was responsible for saving my mother’s life and mine too. I later realised that had it not been for this intervention, I would have followed down the same destructive path as, not only, my mother but also my grandmother. My grandmother coincidentally suffered a stroke and slight brain damage just a few months before my mother’s cancer began to wreak havoc. This showed me that pathology, energy and behaviours are passed down from generation to generation, just as genetics and physical features are. Some of the bad habits that I have in common with my mother and grandmother consist of: bad eating habits, negative thinking, depression, anger, isolation, staying at home and leading a sedentary lifestyle. Seeing my mother come undone, and thinking about her life leading up to her diagnosis, has became an example for me to see the effect of unconscious and unhealthy lifestyle. Before cancer, my mother had a lot of pent-up rage, which was not visible to anyone. Although I did not know what was going on inside her head, it manifested in her actions. She was an emotional and unhealthy eater, she smoked a lot, she acted out her anger at home, she had no hobbies or passion, she went shopping a lot and was a major hoarder of clothes, shoes, bags, cosmetics and supplements.

 In mid-2010, my mother began to have head pressure and tinnitus shortly after our family got back from a trip to North America. My father took my mother to the best private hospital in Hong Kong, where the doctor give her steroid shots in heavy doses. When my mother completed an MRI, the scan showed a lesion over 4cm in diameter lodged within the brain stem. The doctors did not know what to do. We consulted up to 10 doctors, the majority of them in neurology and oncology, but none of them dared say it was a tumour and none of them have seen a case like this before, at least in Hong Kong. Not knowing what to do, my mother was subjected to more steroids and an unnecessary blood plasma exchange to no avail. Meanwhile, my mother's condition began to deteriorate within weeks. Her head pressure was worse, tinnitus was more unbearable, the right side of her face and right eye were rendered motionless and she was beginning to have difficulty balancing and walking. In desperation, we even took my mother to see an acupuncturist which provided temporary relief but did not work. Feeling powerless and unknowledgeable about what was happening to my mother at the time, I turned to the internet. I read voraciously on the topic of cancer and based on my mother's symptoms was able to reach a rough diagnosis for her condition: brainstem glioma. I then contact doctors in the U.S. for opinions. Many of them confirming that my mother was a classic brainstem glioma case, as these things were apparently common in North America. However, the choices of treatment, as I'm sure everyone is aware, remain only chemotherapy, radiation or surgery. Eventually after much back and forth, persuasion and family drama, my father took the decision to have my mother seek treatment in a top hospital in Los Angeles.

 In mid-December 2010, my mother, father, younger sister and I left Hong Kong for LA. There, my mother did 6 weeks of radiation and had chemotherapy, both oral and administered through IV line. However, toward mid- 2011, after several months in LA, with radiation completed in the beginning of the year, my mother was really suffering from the chemotherapy drugs she had to take through IV line once every two weeks. Her organs and immune system was slowly shutting down and deteriorating rapidly. It was then that my Aunt Polly, who lives in Vancouver, but regularly came to LA to visit and care for my mother, intervened and strongly urged us to try macrobiotics. From there, we were introduced to Mina Dobic, a venerable macrobiotic counsellor and amazing woman who cured herself from stage IV cancer through macrobiotics, as well as Nadine Barner a well-known macrobiotic chef who has cooked for many Hollywood celebrities. My father was convinced and decided to move the family back to Hong Kong, with Nadine coming along to help cook for us. My mother returned to Hong Kong in late June 2011 and went completely macrobiotic. To be supportive and encouraging, I decided to eat macrobiotic as well and from there I was transformed. The first few months have been interesting, painful and enlightening going through the process of detoxification, both physical and mental. In November 2011, our chef Nadine decided to return to LA and we welcomed a new chef from Japan, Mitsuko Mikami. Mitsuko was lovely and brought a calmer energy to our home and the food. She was also a very experienced macrobiotic chef who in the past had worked alongside and cooked for Michio Kushi and his wife. In March 2012, my mother took an MRI and we were overjoyed to hear the doctor inform us that more than half the tumour had disappeared! Today, my mother is stable and slowly trying to build back her body through physiotherapy, regular exercise and speech therapy. I regret having put her through radiation and chemotherapy. If we'd have known about macrobiotics, we definitely would not have allowed her to suffer these destructive treatments that have caused great damage to her body, with little to no affect on the actual cancer itself.

 Macrobiotics played a significant part in not only nursing my mother and the people around her back to health. Seeing my mother as an example, my extended family members were able to see their lives differently. It also made us aware of so many things that we already knew but have overlooked: our health, the food we eat, living in harmony with nature and the joy of life and the earth that has been given to us without asking anything in return. As I studied the philosophy of macrobiotics more in depth, it later occurred to me that macrobiotics in only part of a larger picture. Macrobiotics plays a significant role in our spirituality and evolution as human beings. Good health, beauty, weight loss and youth are just by-products of leading a macrobiotic lifestyle, even though it is almost always at the forefront for many. I find that it is only through a deeper and more spiritual motivation, that we can sustain a macrobiotic lifestyle. The things we do in life need to have deeper and meaningful intentions, in order to achieve greatness. It is easy to stereotype macrobiotics as just a diet, when really it is so much more. People underestimate its impact, but it has opened me up to a completely new way of seeing things. It has made me an unexpected environmentalist and humanitarian. First, by eating macrobiotic, it has made me more healthy, grounded and present. Since we do not cook with animal products, the kitchen is super clean and dish-washing is very easy. From eating clean, I have cut many personal care products such as deodorant, face wash, face moisturiser, shampoo and lotion, and my skin has never looked better. There are much more benefits than I can list. I now realise that many of the medicine and personal products we own are to medicate health problems that we have incurred through eating. Though macrobiotics is almost unheard of in Hong Kong, its people need it the most. Hong Kong has some of the most unhealthy and unhappy people living there. I wish they realised the power of eating. Let me give you an example of the Hong Kong woman. They eat a lot of meat and sugar, which manifests in them loosing their hair, having tight and hard faces, moustaches, eczema, acne, belly fat and they are usually very irritable and aggressive personalities. If only they realise that the food they were eating was contributing to pollution and global warming. If only they knew that the food they were eating was causing them to waste money in harmful products for their body odour, acne, body fat, wrinkles, hair loss and black eye circles. If only they knew that the food they were eating was contributing to their throat, lung, liver and colon cancer, which are among the most common in Hong Kong.

 My mother has yet to realise the significance or the blessing embedded in having cancer. I'm quite confident that no one in Hong Kong is doing what we're doing, healing cancer with macrobiotics. I feel as though my mother is the pivotal person in introducing macrobiotics to Hong Kong for the first time. Our chefs Nadine and Mitsuko have already given talks in Hong Kong for the first time about the subject, and our family has not only changed their lifestyle for the better but also advocate macrobiotics. Some of my relatives have gone to the Kushi Institute in the U.S. this year and soon I will go to Portugal next year to take a two-week course in macrobiotics. Many people have a negative perception and reaction towards cancer, thinking that its presence is bad and we should fight it. I think that cancer has a message to give us and we should befriend it and find out why it shows up in our lives. Most of the time it's trying to say, "I'm here to tell you that you need to change." I personally think that my mother's cancer was here for a higher calling, greater than she'll ever know. Her cancer not only initiated change for herself, but also for the many people who have heard her story and the many more in Hong Kong who will learn about macrobiotics.

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