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クッキングクラス ミラノ編(前編)

2019/03/10 4:59 に Mitsuko Mikami が投稿   [ 2019/03/10 9:39 に更新しました ]
Martin Halsey
ミラノには何度か観光で訪れましたが、マクロビオティックのセンターを訪れるのは初めてでした。

早朝7時半、マルペンサ空港に到着した私を出迎えてくれたのは、La Sana Gola(喉の健康という意味)という名称のミラノマクロビオティックセンター所長であるマーチン(Martin Halsey) です。

マーチンは”海外から8人の講師を連続で毎月招待し、各国の伝統マクロビオティック料理を味わいながら調理法を学ぶ”プログラムを企画して、私は2番目の日本のマクロビオティック料理講師として招待されました。多忙なマーチンは午前中から様々な予定があるというので空港から彼の車ですぐセンターに向かいました。

La Sana Gola の中は広くて明るく、すぐ正面に受付があり、右手がマーチンのオフィスになっています。受付を進むと階段教室とクッキングのデモンストレーションを行うキッチンがあり、そのまた奥にはレストラン専用の厨房があります。

また入り口の左手には席数90席のレストランがあります。商品を展示する棚を挟んでふたてに分かれて椅子とテーブルが配置されていました。このレストランはランチのみの営業ですが毎日盛況で50-70人の集客があるということです。日曜日はビュッフェスタイルで前菜付きベジタブルラザーニャのプレートです。


荷物を置いてクラスの打ち合わせを始める前にマーチンに近くのバールに連れて行ってもらいました。輝く太陽の元で石畳を歩くとヨーロッパに来たのだなと感じました。
12月のミラノといえば寒く、冷たい北風を覚悟して着込んできたにもかかわらず予想に反して気温も東京とほぼ変わらず一安心。聞けばヨーロッパ各地も異常気象でこれまでのところありえない暖冬とのことです。

中国食材店
エスプレッソを飲み終えるのに時間はかからず、またすぐセンターに戻る途中、中国食材店に立ち寄り私のクラスに足りない食材を買うことになりました。見ればごぼう、大根、蓮根、豆腐、サツマイモ、干しそば、うどん、ネギ、など大体のアジアの野菜、みかんや柿などの果物が所狭しと並んでいて日本料理に必要な食材はたいていのものは手に入ります。マーチンは日本食用の野菜を次々カゴに入れ、購入を済ませるとセンターに戻ってコンサルテーションへ。私はクラスのアシスタントをしてくれるアンナを紹介されセンターの広い地下室で次の日のクラスに必要な野菜や食材を選び手順の打ち合わせをしました。

私のクラスは2日間に渡って行われました。
初日は夕方6時から10時まで、次の日は朝9時半から3時半まで、デモのみで英語で説明しながらお料理を作り続けるというものでマーチンがそれを逐一イタリア語に通訳します。

当日、上級クラスで学ぶ生徒20数名が全員集まったところで私が自己紹介してオーサワから頂いた3年番茶を紹介して振る舞い、番茶の作り方、梅しょう番茶などの説明をしてからお料理開始。様々な年齢の生徒さんがメモを取りながら私の手元を見守るなか、私はアンナと二人でどんどん料理を作っていきます。しかし、量が多いので野菜を切るにも、煮るにも揚げるにも時間がかかります。

しかも時間的に生徒さん達は空腹な様子です。予定ではお吸い物とある程度プレートに品数が揃い形が整ったら試食開始なはずでしたが待ちきれない彼らはできたものから次々試食開始したいとマーチンにアピールしマーチンもこれを承諾。この思いがけない成り行きに私とアンナは大慌てとなりました。また次の日のおせち料理用に日本から銀杏を持参し、殻むきを生徒さんに頼んだところむいている間にほとんどが食べられていて、残りがほんの少しになっていたのは驚きました。海外ではこういう想定外のことはよくあることですから臨機応変に対処するしかありません。

結局初日はお寿司の色々(チラシ寿司、海苔巻き、軍艦巻きなど)揚げ豆腐、お吸い物、白和え、即席漬け数種など数人の生徒さん達にもキッチンに入ってもらいどうにか4時間でうまく終了。
でも完成形のお料理の写真が取れなかったのは少し残念でした。

クッキングクラス5
クラスが終わると生徒さん達は自分の使ったカップや食器類など洗わず帰ってしまうのでボール、揚げ物の鍋、釜、皿、カトラリー類、カップ、余った食材類などがキッチンに散乱。初日はクラスの終了が夜の10時半を回り、時差ぼけもあってクタクタになった私はこれからアンナと後片付けや掃除をするのかと気が遠くなりましたがなんとそこに片付け専門らしき優しそうなおじいさんが颯爽と登場。あとは全部彼に任せて帰れば良いのよ、という日本では考えられないことが起こりました。おじいさんは慣れた手つきでニコニコと手際よく洗い物を始め、私が残った生徒さん達と写真を撮ったりおしゃべりしている間にもキッチンは元のピカピカの状態に戻っていました。

クッキングクラス6

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