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クッキングクラス ミラノ編(後編)

2019/03/10 5:07 に Mitsuko Mikami が投稿   [ 2019/03/10 11:22 に更新しました ]
次の日は朝9時半スタートなので7時すぎセンターに入るとすでにアンナはテキパキと準備にかかっています。この日は6時間かかっておせち料理を中心にたくさん種類を作って欲しい、ということだったので年越しそばと野菜天ぷら、お雑煮とおせち料理の数々、デザート代わりに大学いもなども作りましたがまだ時間が余ったので残り野菜で鉄火味噌やプレスサラダなども作り時間丁度にクラスを終了しました。

この日もカメラマンが入り、クラスの写真を撮っていましたが夕方にはそれらがインスタグラムで紹介されていました。ただイタリア語なので読めず、完成形のお料理の写真が撮れなかったのは残念でした。

その日の夕食はマーチン一家と私のクラスに参加していた一家の長年の友人とでレストランに食事に行きました。マーチン夫妻は大きなエビとハマグリのクリームパスタ、私はスパゲッティボンゴレにしました。聞けばマーチン一家もレストランで食事することはあまり多くないとのこと。さすがアルデンテがパーフェクトなパスタに大満足でしたが中学生の娘さんはお皿に残ったパスタのソースをパンに染み込ませてふき取るように綺麗に食べていたのが印象的でした。

マーチン一家と友人達

クラスが終わった次の日曜日の昼には友人のマリネラ夫妻が神経科医のティナを伴いボローニャから、また北イタリアのトリノからも友人のパオラ夫妻がLa Sana Golaに来てくれたのでマーチン一家と数名の生徒さんも交え、盛大なベジタリアンラザーニャのブュッフェランチとなりました。健康オタクといえる私の友人達も本格的イタリアンマクロビ食を楽しみ、一昨年以来の再会を楽しいおしゃべりで過ごし、その後多くの人で賑わう有名な運河を見学しに出かけました。

納豆の素
マーチン(Martin Halsey)はアメリカの大学で生物学を専攻したNJ出身のアメリカ人です。204cmの長身を生かし、バスケットボールで活躍したため卒業後はスイスのプロバスケットボールチームに所属することになりそこでマクロビオティックを知りました。
1977年にはボストンの久司先生の元へ行き1年間の研修を積み、1980年にはパスケットボールを辞め、ロンドンのクシインスティテュートに移動。その後スイスでは5年間豆腐やミトクの納豆菌を使って納豆を作って販売したりその後もポルトガルやヨーロッパ各地で研鑽したのち1995年に遂にミラノにLa Sana Golaをオープンさせたそうです。

1980代はヨーロッパでもマクロビオティックの全盛期。この間ボストンから久司先生夫妻をはじめ、カリフォルニアから相原ヘルマン夫妻、NYから山本しづ子先生などが啓蒙活動のためにスイス、オーストリア、フランス、イギリス、などにオープンしたヨーロッパのマクロの拠点をあちこち訪れ講演会など開催してマクロの活動を盛り上げていたそうです。

マーチンの電子書籍にはVegan Samuraiというタイトルでマクロビオティックの歴史や石塚左玄から始まったマクロの先駆者達のことが英語で色々と書かれています。

イタリアも欧米諸国と同様に肥満児の増加で頭を痛めているとか。そこで政府も何らかの対策を求められる中、La Sana Golaはミラノでマクロ、ビオ、ビーガンレストランを併設した自然食、健康食料理人養成校として1995年からイタリアに自然食文化を普及する役割を担ってきました。

今では自然食、フードセラピスト養成校としてミラノが位置するロンバルディア州では”742of19/12/2012”に認可され、またイタリア政府からは”ホリスティックオペレーター”を名乗れる人材育成校として、”code SC-210/15”に登録されています。これにより卒業生は”n.4/2013”という法律で認められたホリスティックセラピストという名目で代替医療を行うことが可能になるため圧倒的な権限を得ることになります。

ここまで来るには経験、実績、設備面などの多くの審査があり多大な経費と労力と時間がかかったと過去を振り返るマーチンですが環境と地域を重視したマクロ的ライフスタイルと食のあり方に重点を置く古くて新しい健康法を広めるため日々活躍している姿を見て私はマクロビオティックに希望を感じました。

クリスマスを間近に控えた夜のDuomo(ミラノの象徴であるゴシック建築の大聖堂)に行ってみようと1人で地下鉄に乗りました。出口からの階段を登り終え、ライトアップされたその荘厳な姿が突然現れた時ミラノを実感しました。6時を過ぎ、空は真っ暗ですがDuomoの周りには観光客も多く、海外から来た有名サッカーチームの応援団が集団で歌を歌い気焰をあげています。
周辺の高級デパートのショーウィンドーは思わず見とれてしまう程手の混んだクリスマスの演出が施されていて通りがかりの人も立ち止まって写真をとっています。クリスマスプレゼントを求める人で混雑するDuomo周辺のショッピングエリアを屋台で売っているホクホクの焼き栗を買って食べながら見て回りました。大きくて甘い焼き栗はこの時期ならではのイタリアの楽しみです。

Duomo ショーウィンドウ ショッピングエリア

多くの助けに支えられ、多くの新たな出会いを通じて今回も無事に小さな任務を達成できたことをDuomoに感謝しつつ地下鉄でホテルに戻りました。

ミツコと学ぶマクロビオティックツアー参加者募集:
 ・4月20日~27日、オーストリア
 ・6月15日~22日、南イタリア
 ・6月22日~29日、ミラノ

ヨガ、イタリアンマクロビオティッククッキング、指圧、リフレクソロジー、経絡などは専門家から、望診、栄養学その他のクラスは 毎日マーチンから学びます。
詳細は macro@mmikami.com へお問い合わせください。
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